国際ロマンス詐欺サポート協会

詐欺の手口と見分け方

手口と詐欺に至るまでのストーリー
【 手口概要 】

Facebook等のSNSなどのソーシャルメディアやデートサイト、語学交流サイトなどを通じて知り合ったあと、メッセンジャーやメール、スカイプや電話などを使って交流を深め、ロマンティックな甘い言葉を連発して、あたかも恋愛しているかのような気分にさせたり結婚を約束する場合もあります。

金銭要求の話をするまでに数日から数か月(時には一年以上)を経て、信頼関係を構築した上で、大きな仕事が入った、病気になったなど、身辺状況が変わる出来事や事故が発生したことを切り出し、様々な理由をつけて、金銭を一時的に立て替えてほしいという状況を作り、更には出来事や事故を信用させるために、偽造の契約書やパスポートなどを見せることも多いです。

そして近々日本に会いに行くことを匂わせ、会った時に返金すると約束するが、当日に事故や事件が起こって当然来日しません。
そのまま連絡がなくなる場合もあれば、仲間の詐欺師が友人や弁護士を装って登場して恋人を救うためと騙し、更に金銭を送金させることもあります。

【 主なストーリー設定 】
(1)人物

全くの第三者である海外の人物として接触してきます。
職業等は下記の様な肩書きを持ち、殆どの場合が白人男性(別人の写真を盗用した架空の人物)ですが、ビデオ通話機能があるスカイプ等を利用して連絡を取り合っていても、何かと理由を付けて実際に顔を出すことはありませんが、最近は盗用したチャット画像やスカイプ画像を送って実在しているように装うこともあります。

また、英語を母国語としている場合でも訛りが強く、メールの英文も文法的な誤りが多いことが特徴です(但し、アメリカ人やオーストラリア人でも被害に遭う例が多数報告されており、ネイティブ並に英語を操る犯人も多いようです)。

< 詐欺肩書例 >
  • シリアやカブールなどの紛争地域に駐留中の米軍高官、米軍人、米軍医師
  • エンジニアや国際貨物船乗務員(船長・船舶エンジニア)
  • 自営業や起業準備中
  • 外国で親族が残した遺産を相続する
  • 妻と生き別れ、子供2人、高齢の母と暮らしている

 

(2)トラブル設定

各トラブルを解決するために、現金を第三者の銀行口座宛てやウエスタンユニオン等の国際送金サービスを利用して送金する様、繰り返し要求してきます。
最初は比較的少額の送金で、一度でも応じると更に高額の送金を要求してきます。

< トラブル設定例 >
  • こっそり持ち出そうとした多額の現金(結婚資金)が税関に見つかり拘束される。
  • 海外から日本に送った荷物に多額の現金を隠していたことを中継国である国の税関に見つかり、罰金を払わないと配送が継続できない。
  • 日本での開業資金として持参した現金が、テロ資金と疑われ、没収されてしまう。
  • 海外で一時滞在中、交通事故・急病となり意識不明。
  • 難病にかかった子供の治療費が足りず途方に暮れている。
  • 商談が成立すれば数億ドルの収入が得られるが、手付金が足りなくなる。
  • 海峡を航行中、海賊に襲われ、島に緊急寄港した。このままでは危険なので、荷物だけでも国際宅配便で送るので預かって欲しい。

 

(3)送金要求理由・連絡してくる人物設定

トラブル発生後の連絡は、殆ど第三者(架空の人物・会社)からで、恋人役は(虚偽の)トラブル設定を信じさせるために補足的に連絡してくる程度になります。

< 送金要求理由や連絡人物設定例 >
  • 多額の現金を無届けで持ち出そうとしたので、罰金数万ドルが必要(税関職員)
  • 関税を支払わないと配送が継続できない(税関職員・国際宅配業者・通関業者)
  • テロ資金でないことを証明するために国連に申請する必要があり、証明手数料及び代理申請料として数万ドル必要(国際宅配業者・セキュリティ会社・弁護士)
  • 高額のためセキュリティ会社に委託する必要があり、手数料として総額の数%~数十%の計数万ドルが必要(国際宅配業者・セキュリティ会社・弁護士)
  • 手術費用を直ぐに送って貰わないと死んでしまう(搬送先の医師・看護師)
  • 明日までに支払わないと折角のビジネスチャンスが台無しになる(友人・恋人)
  • 自分は航海中で、支払いが出来ないが、他に頼れる人がいない(友人・恋人)



偽造されたパスポートです。よく見ると写真がおかしかったり内容が間違えていたりします。



軍のIDカードは規則により他人に簡単に見せたりはしないはずです。偽造された身分証明書を信じないようにご注意ください。


音声のないスカイプビデオを見せられる場合があります。あたかもリアルタイムのようにふるまいますが、盗用された録画ビデオ ですのでご注意ください。

詐欺の見分け方
【 プロフィール 】
1. 写真:

プロフィールの写真がGoogle等のウェブサイトや詐欺サイトで画像検索して確認できたら、盗まれた写真です。

2. 婚姻歴

独身、離婚、配偶者と死別を掲載しています。

3. 職業

男性はエンジニアか軍人、自営業など。女性はモデル、自営業など。

4. プロフィール箇所

 プロフィール箇所をコピーしてください。他のサイトでも使われていないか確認するために、Googleの検索で使用します。
男女問わずその検索したプロフィールが他の写真で使われていたら詐欺師であることが判明します。

5. 友達

友達欄には表示無しか、あってもどちらか異性に偏るため、女性若しくは男性がほとんどです。

6. その他

Facebook等の場合、詐欺アカウントのURL内に表記される名前が本名と違っていたり個人名ではなく単なるIDのみ場合があります。

 

【 メッセージのやりとり 】

 1. プロフィールに関して何かあなたの好きな或いは興味をもった文の一部について正確で具体的な質問をしてみてください。
「好きなテレビや映画のキャラクターは何ですか?」
などのようなもので構いませんので幾つか項目を考えておいてください。
例えば、もし特定の車やボートを挙げてきたら、それがいくらくらいの価格かとかどのくらいポイントが付いたか、どんなブランド名なのか具体的な項目を相手に確認してみてください。
詐欺師は答えに詰まるはずです。

2.Googleのアドレスで特定のレストランについて具体的なことを相手に聞いてみてください。
例えば「マクドナルドは〇〇通りにあって、△△ビルの隣にありますか?」などです。
Google マップなら、検索結果が正確に反映されるように概ね通りの名前や写真が表示されるはずです。詐欺師は正確に答えられません。

 

【情報交換しましょう!】

こちらのサイトにもリンク集がありますが、それぞれのサイトに詐欺の手口や詐欺によく使われている写真等が掲載されています。
それらのサイトを参考にして、自分が疑いをもっている相手が詐欺師なのかどうか見極める必要があります。

また、FBや掲示板などに相談を寄せ、周りの意見を聞いてみることも判断するうえでの参考になるかと思います。

どうかひとりで抱えないで、情報交換して判断に生かしてみてください。


詐欺師ページは写真は盗用されたもので、プロフィールは嘘です。見知らぬ外国人からの申請には必ず疑いを持ってください。